今回はUnityのQuick Searchパッケージをインストールして使ってみたいと思います。
Quick Search機能を使うとプロジェクト内のアセットやシーン上から該当するものを検索するだけでなく、Unityマニュアル、Unityのスクリプトリファレンスや
Unityフォーラムの回答からもその文字列で検索をかけることが出来ます。
今回はUnity2019.1.0f2で確認をしていきます。
Quick Searchの使い方
まずはPackage Managerでプレビュー版のQuick Search1.0.1をインストールします。
パッケージマネージャーの使い方は
を参照してください。
Quick Searchウインドウの開き方
Quick SearchウインドウはUnityメニューのHelp→Quick Searchを選択するか、
Altキー+^キーを押すと開きます。
ショートカットの表示はAlt+’となっているんですが、わたくしのキーボードだとAltキー+^キーで開きました。キーボードによって変わるのかも?
Quick Searchウインドウの見方
Quick Searchウインドウは次のようになっています。
赤い四角、青い四角、黄色い四角部分をそれぞれ見ていきます。
検索対象の選択
赤い四角部分を押すと検索対象を絞ることが出来ます。
Search Providersにチェックを入れると全ての検索対象にチェックが入ります。もう一度押すと全解除になります。
Assetはプロジェクトにあるアセットを対象にします。Asset横の矢印を押すとアセット内でも細かく対象を絞ることが出来ます。
Sceneはシーンに配置している物に対象を絞ります。
Menuは実行出来るメニューに絞ります。
SettingsはUnityの設定メニューに絞ります。
Online Searchにチェックを入れるとそれ以下のオンライン項目に全てチェックが入ります。もう一度押すとオンライン項目のチェックが外れます。
Scripting APIはUnityのスクリプトリファレンスを検索します。
ManualはUnityのマニュアルを検索します。
Asset Storeはアセットストア内を検索します。
AnswersはUnityフォーラムの回答を検索します。
検索窓
青い四角部分は検索窓でここに検索する文字列を入力します。
例えば検索対象をAsset、Scene、Menu、Settingsにチェックを入れて、検索窓に controller と入力すると、
上のように表示されます。
検索対象の選択をする時にAsset(p:)等と小括弧内に記載されているコマンドを使うと検索対象を検索窓で絞って検索する事が出来ます。
例えば検索対象の選択で全部選択していたとして、検索窓でAssetに絞って検索したい場合は
上のように p:controller とすれば controllerをAssetに絞って検索することが出来ます。
Assetはp:
Sceneはh:
Menuはme:
Settingsはse:
Online Searchはweb:
となります。
検索結果
検索窓に文字列を入力すると黄色い四角部分に検索結果が表示されます。
検索結果でAssetに該当する検索結果は選択した状態で右の項目(丸が3つ)を押すとメニューが表示されます。
Select asset…(Assetsフォルダ内のその対象を選択)
Open asset…(その対象を展開する。その対象がプレハブならヒエラルキー上に階層、スクリプトならスクリプトエディターで開く等)
Show in Explorer…(その対象があるフォルダを開く)
また、検索結果がAssetの場合はダブルクリックするとAssetsフォルダ内のそのアセットを選択し、検索結果がプレハブであればドラッグしてヒエラルキー上に配置する事も出来ます。
検索結果がMenuの場合にダブルクリックをすると、そのメニューを実行し、Settingsの場合にダブルクリックするとその設定ウインドウを開きます。
検索結果がオンライン系のものをダブルクリックするとそのページがブラウザで開かれます。
終わりに
Quick Searchを使うと名前は憶えているけどUnityメニューのどこから開けたっけ?といった時に検索窓に入力するだけなのでいいかもしれませんね。
プロジェクト内だけでなくオンラインマニュアルやフォーラム内も検索出来るのも便利です。