今回はUnityのML-AgentのスクリプトのAPIリファレンスを自動生成してみようと思います。
UnityのML-Agentを使って機械学習を使う時にスクリプトのAPIリファレンスがあると便利です。
そんなわけで今回はそのやり方を書いておきます。
Unityのサンプルを含んだツールキットをダウンロードする
Unityのサンプルを含んだUnityツールキットファイルを以下からダウンロードします。
上のようにCodeを押してDownload ZIPを押します。
ファイルのダウンロードが終わったらわかりやすいようにデスクトップにすべてのファイルを展開します。
Doxygenをダウンロードする
次にソースファイルから文書を抜き出しドキュメント化してくれるDoxygenをダウンロードします。
最新のWindows64bit版(現時点でdoxygen-1.8.20.windows.x64.bin.zip)のダウンロードをします。
ダウンロードが終了したらこちらもわかりやすいようにデスクトップにすべてのファイルを展開します。
APIリファレンスの生成
次にコマンドプロンプトを開き先ほどダウンロードしたUnityのツールキットのdocsフォルダまで移動します。
デスクトップにファイルを展開したので以下のようにコマンドを打ちます。
cd C:\Users\ユーザー名\Desktop\ml-agents-master\docs
なぜこのフォルダに移動したかというとdocsフォルダにあるdox-ml-agents.confファイルを指定したいからです。
次に以下のようにコマンドを打ちます。
C:\Users\ユーザー名\Desktop\doxygen-1.8.20.windows.x64.bin\doxygen dox-ml-agents.conf
画像で示すと以下のような感じです。
doxygenまでが実行するコマンドでdox-ml-agents.confがオプションコマンドです。
環境変数のPATHにdoxygen.exeファイルまでのパスを通せば
doxygen dox-ml-agents.conf
だけで大丈夫ですが、環境変数の設定も面倒なのでこちらのやり方にしました。
これでAPIリファレンスをHTMLファイルで確認出来るようになります。
APIリファレンスの確認
APIリファレンスのHTMLはUnityツールキットのフォルダ内に作成されます。
C:\Users\ユーザー名\Desktop\ml-agents-master\docs\html
上のフォルダに出力されますので、その中のindex.htmlファイルを開いてブラウザでAPIリファレンスを確認する事が出来ます。